医学物理士の勉強を「趣味」として楽しむシリーズ。

今回は、ABR(米国医学物理士試験)の Part 1 でよく見かける、単位(Units)に関する基本問題を英語でチェックしてみましょう。

英語で出題されると一瞬構えてしまいますが、中身はとてもシンプルです。


今日のクイズ

まずは辞書なしで、原文のままチャレンジしてみてください!

Question:

All of the following are SI units that are derived from other base SI units, EXCEPT:

A. gray

B. joule

C. newton

D. kilogram

E. becquerel


日本語訳とキーワード

直訳するとこんな感じです。

「以下の選択肢はすべて、他のSI基本単位から導出された単位(SI組立単位)ですが、一つだけ例外があります。それはどれですか?」

  • Derived from: 〜から導かれた
  • Base SI units: SI基本単位(7つの「親玉」単位)
  • EXCEPT: 〜を除いて(これ、試験で読み飛ばすと致命的なやつです!)

解説:7つの「親玉」を覚えているか?

正解は D. kilogram です。

国際単位系(SI)には、他の単位を組み合わせて作るのではなく、それ自身が独立して定義されている「基本単位(Base Units)」が7つだけあります。

単位記号物理量
キログラムkg質量
メートルm長さ
s時間
アンペアA電流
ケルビンK熱力学温度
モルmol物質量
カンデラcd光度

他の選択肢はなぜ違う?(SI組立単位)

これらはすべて、上記の基本単位を掛け合わせたり割ったりして作られています。

  • ニュートン (N): kg・m/s²
  • ジュール (J): kg・m²/s²
  • グレイ (Gy): J/kg = m²/s²
  • ベクレル (Bq): 1/s(または s⁻¹)

ひとこと

「キログラムだけが基本単位!」と覚えておけば秒で解ける問題ですが、意外と「グレイも基本っぽいよね?」と迷わせるのがABRの面白いところ。

普段、当たり前のように使っている単位も、こうして英語で「親玉(Base)」と「子分(Derived)」に分けて整理してみると、物理の骨格が見えてきて面白いですよね。

こんな感じで、少しずつ英語の壁も壊していきましょう!

ABOUT ME
コテツム
「物理の教科書、日本語なのに意味不明」と絶望した経験から、世界一わかりやすい放射線治療の解説を目指してブログを書いています。 天才肌ではないので、凡人がどうやって知識を定着させるか、その「泥臭い攻略法」をシェアします。
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