「本当の資産」とは何か?
こんにちは。
今回は、私が投資や資産形成を考える上で、とても大切にしている「ある物語」を紹介します。
皆さんは「ユダヤ人の成功哲学」が詰まった『タルムード』という書物をご存知でしょうか。 その中に、勉強やスキルアップに励む私たちにとって、勇気を与えてくれる有名な話があります。
物語:難破船と学者
ある時、一隻の船が海を渡っていました。 乗客の多くは大金持ちの商人たちで、彼らは互いに自分の財産の多さを自慢し合っていました。
「私は宝石をこんなに持っている」 「私は高価な織物を船いっぱいに積んでいる」
そんな中、船の隅に一人の学者が静かに座っていました。 商人たちが「あなたの財産はどこにあるのか?」と尋ねると、学者はこう答えました。
「私の財産は、私の中にあります」
商人たちは「貧乏人の負け惜しみだ」と笑いましたが、その後、事態は一変します。
■嵐と海賊船は嵐に遭い、さらに海賊に襲われてしまいます。商人たちの宝石や荷物はすべて奪われるか、海の藻屑となって消えてしまいました。命からがら、見知らぬ港町にたどり着いた一行。商人たちは一文無しになり、食べ物を求めてさまようしかありませんでした。しかし、学者は違いました。彼はその町の集会場へ行き、自らの知識を人々に教え始めたのです。彼の深い知恵はすぐに町の人々に認められ、彼は高い報酬と尊敬を得て、豊かな生活を送れるようになりました。
後日、かつての商人たちは学者にこう言いました。 「あなたの言った通りだった。私たちの財産はなくなってしまったが、あなたの財産はあなたと共にあるのだから」
知識は「誰にも奪われない」最強の資産
この物語の教訓はシンプルですが、強烈です。
お金、宝石、不動産、株。 これらは確かに資産ですが、他人に奪われたり、災害で失ったり、価値が暴落したりするリスクがあります。
しかし、「自分の中に蓄えた知識や経験」だけは、誰にも奪うことができません。 海賊でも、頭の中にある知識までは盗めないのです。
私が勉強を続ける理由
私は今、知識や技術を身につけるために日々勉強しています。 正直、勉強の効率が悪くて落ち込むこともありますし、大変なことも多いです。
でも、この物語を思い出すと「今やっていることは、絶対に失われない資産を作っているんだ」と思えます。
- 放射線治療の知識
- 治療計画を立てる技術
- トラブルシューティングの経験
これらは一度身につければ、どこに行っても、あるいはどんな状況になっても、私という人間を支えてくれる「飯のタネ」になります。 これが、本当の意味での「入金力を高める」ということなのかもしれません。
まとめ
お金を稼ぐための投資(株式投資など)ももちろん大切です。 ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に「自分自身への投資(自己投資)」はリターンが大きいものです。
もし明日、持っているものを全て失っても、またゼロから立ち上がれる力。 そんな「奪われない資産」を、これからもコツコツと積み上げていきたいと思います。
皆さんの「本当の財産」は何ですか?
