こんにちは。

投資を始めると「どこまでリスクを取っていいのか?」という問題に必ずぶつかります。 怖がって現金のまま持っておくのが正解なのか、それとも大きく勝負に出るべきなのか。

その答えを教えてくれる、ユダヤの有名な寓話「難破船の3人の乗客」を紹介します。

物語:果物が実る島への漂着

ある時、船が嵐に遭い、とある無人島に漂着しました。 船は損傷しており、修理のためにしばらくこの島に停泊することになりました。

島には、美味しそうなフルーツがたくさん実っています。 お腹を空かせた乗客たちは、それぞれの性格によって「3つの行動」に分かれました。

■乗客A(臆病者)

「もし自分が島に降りている間に、修理が終わって船が出てしまったらどうしよう」彼は不安のあまり、船から一歩も降りませんでした。

→ 結果:船には置い行かれませんでしたが、何も食べられず、そのまま船の中で衰弱して死んでしまいました。

■乗客C(強欲者)

「修理にはどうせ時間がかかる。今のうちに島の奥まで行って、一番美味しいフルーツを限界まで食べてやろう」彼は欲張って島の奥地まで入ってしまいました。

→ 結果:船の修理が終わって出航の合図が鳴りましたが、遠くにいすぎて間に合わず、島に一人取り残されてしまいました。

では、最後の「乗客B」はどうしたでしょうか?

■乗客B(賢者)

「修理には時間がかかるが、いつ終わるかわからない。船が見える範囲で、手早くフルーツを食べて戻ろう」彼は船が見える場所に留まり、適度に空腹を満たすと、すぐに船に戻りました。

→ 結果:彼だけが、健康な体で無事に目的地にたどり着くことができました。


投資における「適正リスク」とは

この物語は、投資の世界における3つのタイプの人を見事に表しています。

1. 乗客A=リスクを全く取らない人(現金のみ)

「損をするのが怖い」といって、資産をすべて現金のまま銀行に眠らせている人です。 一見安全に見えますが、インフレ(物価上昇)によって資産価値が目減りしたり、機会損失によって、将来の生活が立ち行かなくなる(=衰弱死)リスクがあります。

2. 乗客C=リスクを取りすぎる人(ギャンブラー)

「短期間で大儲けしたい」といって、ハイリスクな投機やレバレッジ取引に全財産を突っ込む人です。 運良く勝てることもありますが、一度の暴落やトラブルで逃げ遅れ、市場から退場させられる(=取り残される)リスクが高いです。

3. 乗客B=計算されたリスクを取る人(投資家)

「リスクはあるが、管理できる範囲だ」と判断し、長期・分散・積立など、負けないルールの中で投資をする人です。 これが、私たちが目指すべき姿です。

まとめ:安全圏の中で果実を得る

私は「投資資金力をアップしたい」と考えていますが、決して「乗客C(ギャンブラー)」になりたいわけではありません。

  • 船(本業・生活防衛資金)が見える範囲で
  • 確実に果実(リターン)を得る

この「乗客B」のバランス感覚こそが、長く市場で生き残り、最終的に大きな資産を築く唯一の方法なのだと思います。

皆さんは今、A・B・Cのどの乗客になっていますか?

ABOUT ME
コテツム
「物理の教科書、日本語なのに意味不明」と絶望した経験から、世界一わかりやすい放射線治療の解説を目指してブログを書いています。 天才肌ではないので、凡人がどうやって知識を定着させるか、その「泥臭い攻略法」をシェアします。
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